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2001-2002年度会長報告

第2802回例会会長あいさつ 2001.10.24

2001 年 10 月 24 日

2005-6会長

 副島ガバナーを迎えて
 今日は副島ガバナーをお迎えしての公式訪問例会です。副島ガバナーはこれまでに61クラブを訪問されました。今週月曜日には帯広に入られ、各ロータリーを訪問されています。お疲れのところ本当にありがとうございます。

 テロについてのRIの活動
 国際ロータリー(RI)は今回のテロについて懸命に取り組んでいます。ブッシュ大統領からメッセージをもらっていますし、リチャード・キング会長もメッセージを出しています。
 この22日には、ウォールストリートジャーナルの、ニューヨーク及びワシントンDC版に半ページの広告を掲載しました。内容は「RIは世界120万人、 136カ国に展開する専門職業人、経営者による世界最大の奉仕団体である。なおかつNGOであり、NPOであり、NRO、宗教に関係しない団体である。被災者の方々は何を支援してほしいかということを、ロータリーに要求してほしい。ホームページに書き込んでほしい」と呼びかけております。
 被災地区は7230地区、ニューヨークのシティ、いわゆるマンハッタン島のロータリーですが、ここに全米から相当な寄付が寄せられています。

 迫られる転換
 このテロで、アメリカばかりではなく世界が転換を迫られています。十勝・帯広も然りです。生活、ビジネス、政治も、国家も、社会体制自体が大変革を迫られている状況です。理由はいろいろ語られていますが、ある意味資本主義の行き詰まりの顕在化であるようにも感じています。
 世界の大富豪の上位3人で、下位の途上国49カ国分のGDPを上回る所得を上げている。世界13億人の人々が、1日1ドル未満で生活しているという実態があります。アメリカでは上位1%の金持ちの資産が、下位95%の人々の資産を上回っているのです。こういう貧富の格差は、既に1929年の世界大恐慌時を上回っているのです。
 この後、万が一にも印パ戦争、そしてイスラエルとパレスチナの衝突が大々的に始まると、第3次世界大戦に入りかねない状況にあります。
 グローバル化と地域ということについては7月25日の例会でもお話ししましたが、この不公平が、十勝においても、いろいろな面で衝撃を与えていくでしょう。

 畜大研究者の活躍と地域文化
 炭疽菌問題では帯広畜産大学の牧野壮一助教授がテレビにどんどん出演され、新聞等でもコメントを述べておられます。一方、狂牛病については同じ畜大の品川森一教授が前面に立っておられます。この方はプリオン研究の第一人者でいらっしゃいます。いずれも畜大が地域に特化した大変なノウハウを持っていることの証左でありましょう。
 地域の文化というものは他のところに負けないものであろうと思います。今後我々は、地域の文化から派生するビジネス、ブランディングすなわちブランド化に注目すべきです。典型的な例が中札内にある花畑牧場のチーズです。トムという名前で、味はまあまあ、非常においしいという訳ではない。ところがこれが売れているのです。理由は花畑牧場というブランドなのです。地域に特化した文化、風土から生まれる製品とそのブランド化。そこに我々の生きる道があり、テロを契機に取り組みがさらに重要になってくるであろうと考えます。

 副島ガバナーの意見を受けて
 本日はクラブ協議会の中で、副島ガバナーから、各委員会について懇切丁寧にコメントをいただきました。特に環境問題、社会奉仕、国際奉仕についての的確な指摘がございました。今後私どもはしっかり対処して、帯広ロータリークラブのさらなる活性化につなげていくことをお誓い申し上げ、あいさつとさせていただきます。