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2004-2005年度会長報告

第2937回例会 合田 修 会長報告 2004年7月28日

2004 年 7 月 28 日

2005-6会長

本日は、RI第2500地区柴田ガバナー補佐並びにスタッフの皆様のご来訪を頂き誠に有難うございます。
柴田ガバナー補佐には当初第1例回にご来訪頂く日程を組んで頂きましたが、当クラブの都合により本日の公式訪問となりました。ご理解に感謝申し上げる次第です。後程、地区方針等についてご指導頂ければと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
さて、RIでは7月を識字率向上月間としております。日本におりますと何故、今識字率が問題なのかと感じられる方も多いと思いますが、現在文字を読めない「非識字者」が世界で約10億人、成人では8億6千万人と言われており、その内アジアが74%・アフリカが20%を占めています。文字が読めないという事は、いつまでも後進性を脱却する事が出来ませんし、無知や偏見、不信感を生み易く、人の考え方も解らない事でテロ的なものにも簡単に乗ってしまうという事が、今の世界を非常に不安定にしていると思いますし、世界平和への障害にもなっております。字が読めないばっかりに「粉ミルク」と「農薬」の区別がつかず乳飲み子を亡くした若い母親、又、地雷原の字が理解できず片足をなくした子供達(現在、世界で埋蔵されている数が1億個とも言われておりますこの地雷によりまして、毎年25,000~27,000人が犠牲となっております。この数字は1日70~80人、この例会時間である1時間の間にも3人の方が犠牲になっている事となりますが、地雷を埋蔵された国がアフリカ、中東・東南アジアの後進国、地雷を製造している国がアメリカ・イギリス・フランス・日本・中国等でロータリークラブの多い先進国が地雷を多く製造・使用しているのも皮肉な結果だと思います。)、更に識字と計算能力不足の為に不利な契約書にサインをし、生活を破綻したケース等、社会生活の中でも大きな障害となっております。この「非識字問題」がもたらす貧困と不幸にいち早く立ち向かったのが日本ユネスコ協会の「世界寺子屋運動」であり、ロータリーもこの運動に参加・協力して参りました。1997-98年度のグレン・キンロスRI会長は、識字と計算能力向上のタスクフォースを発足させ、ロータリー年度開始月である7月を「識字率向上月間」と定め、従来のキャンペーンを具体化し現在に至っております。最近では、コンピューターリテラシー(道具として自由に使いこなす技術)という言葉がありますが、コンピューターで基本的な事が出来なければ今の社会では不自由であるという現状もあります。これなども現代人の識字能力ではないかと思いますし、学ぶ機会を与える事がロータリー活動に期待されているという事ではないかと感じる次第であります。
又、今年度のRI会長主催によります祝賀会議が11月の韓国を皮切りに印度・ドイツ・ブラジル・トルコと開催され、日本は来年4月30日、東京で開催の予定となっております。海外で開催されますこの会議のテーマは、識字問題・保健問題・青少年プログラム・ロータリーの将来等となっておりますが、日本は「職業倫理」となっておりまして、何か現在の日本社会に於ける企業の不祥事を意識されたものではないかと思います。議長は第2500地区にもRI会長代理としてお見えになった事もあるRI理事の田中作次さんです。参加者には発言の機会が与えられるとの事ですので、お時間のある方はご出席頂ければと思います。以上で会長報告と致します。