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2011-2012年度会長報告

第3275例会 平成23年11月9日 会長報告 加藤維利会長

2011 年 11 月 15 日

加藤維利会長いよいよインフルエンザの時期になり、最低気温もマイナスの予報を見るようになって来ました。昨年は11月にはすでにインフルエンザの患者さんがいたのですが、今年はまだのようです。風邪には充分注意をしてください。

 本日は3名の新入会員卓話です。今年度、新入会員卓話を3名ずつでお願いしており大変申し訳なく思っています。前年度末と今年度10月までに10名の方が入会しました。今年度、会員数は85名からスタートし、現在90名です。来年6月の年度末までに100名を目指したいと思っていますので、ぜひ新会員の勧誘をお願いします。
 7月は理事会担当、8月、9月は奉仕の第1部門のクラブ奉仕担当の例会が続きましたが、9月の第4例会からは奉仕の第5部門である新世代奉仕委員会の担当例会があり、10月からはいよいよ奉仕の第2部門の職業奉仕委員会の担当例会、第3部門の社会奉仕委員会の担当例会があり、米山記念奨学会や先週はロータリー財団の例会と続きました。
 ここで5大奉仕の定義について考えます。ロータリーの5大奉仕部門は、綱領ならびロータリーやクラブの活動における哲学的な部分と実践的な部分の規準です。定款の第4条には綱領が、第5条には5大奉仕部門の内容が書かれています。定款の第4条、第5条の内容は各テーブルにコピーを置いてありますので、読んでいただくとして、その5大奉仕部門の1~5項の解説がRI第2650地区発行の分りやすいロータリーに掲載されていましたので、参考に話をします。
 この定義は2007年規定審議会において四大奉仕として採択された項目で、手続き要覧の標準ロータリークラブ定款にも第5条として掲載されました。それ以前の手続き要覧の標準ロータリークラブ定款にはなかった項目です。今回の2010年の規定審 議会にて、さらに新世代奉仕が追加となり五大奉仕となっています。
 第1項ではクラブ奉仕の目的を、クラブの機能を充実させるためにクラブ内で会員がとるべき行動であると規定しています。
 第2項では「綱領」の中で述べられている職業奉仕の目的を再度掲載すると同時に、ロータリーの奉仕理念に基づいて事業を営むことが「会員の役割」として明記されています。
 第3項では現行の「綱領」には直接記載されていない社会奉仕の定義が明記されています。その対象をクラブの所在地域または行政区域内に限定しています。
 第4項では「ロータリーの綱領(目的)」とはかなり異なった定義となっています。
 「他国の人々を助けることを目的としたクラブのあらゆる活動」はWCS(世界社会奉仕)を念頭に置いた表現だと考えられ、WCSを国際奉仕の活動の一部として正式に認めたものと考えられます。さらに国際理解、親善、平和を推進するためのすべての活動をこれに加えることによって国際奉仕の活動の場を広げた解釈となっています。
 第5項では指導力養成活動、社会奉仕プロジェクトおよび国際奉仕プロジェクトへの参加、世界平和と異文化の理解を深め育む交換プロジェクトを通じて、青少年ならびに若い成人によって、好ましい変化がもたらされるとしています。
 親睦と相互扶助から始まったロータリーは、その歴史の初期の段階で社会奉仕の理念を確立します。これは例会内の活動から例会外の奉仕活動の実践です。その後、職業奉仕の理念が確定し、対社会的活動が徐々に活発になり、さらに新たに国際的な活動が加わることで例会外の活動を合理的に再編成しようという動きが出てきました。
 1927年RIのオステンド大会でロータリーの組織管理の合理化が行われました。その過程の中で四大奉仕に基づいた委員会構成に変更されました。これは、目標設定委員会を作りその委員会の下にクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕の委員会を置き、理事をそれぞれの委員長に充てるというもので、現在の委員会構成の原形となりました。このことによりロータリーの奉仕活動の実践の実体とクラブ管理運営の実体がマッチして、奉仕活動の実践がやりやすいようになったということです。
 各委員会のメンバーの方はこの定義をよく理解して具体的な委員会活動を考え、実践することにより、ロータリー運動の質を高めてもらいたいと思います。同時に、できれば頻繁に委員会を開いて親睦を深め、コミュニケーションを密にしていただけたらとお願いたします。