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2009-2010年度会長報告

第3183回例会 平成21年11月18日 会長報告 代理 加藤 維利 副会長

2009 年 11 月 30 日

清水会長

  皆さんこんにちは。本日は清水会長が不在ということでリリーフとして出番が来てしまいました。
 早々の出番なのでウォーミングアップも出来ていませんが何とかこなしたいと思います。
 まだまだ新型のインフルエンザの流行が続いていますが、中学校や高校の生徒の感染は下火になってきているようです。
 ただインターネットを見ると流行が低年齢化してきて5~9歳児が中心になっているそうです。
 こんなに流行しているにも関わらず年齢が高くなるにつれ大人は免疫の記憶があるのか感染している人は少ないようです。
 ただ、年に1回のロータリーの検診で基礎疾患を指摘されている人は気をつける必要があります。私もですが。
 感染してもタミフルやリレンザといった薬があります。すぐ、進藤先生のところに行った方が良いです。
 また、漢方薬も今では風邪やインフルエンザにエビデンス面で評価されており、葛根湯や麻黄湯、麻黄附子細辛湯はウイルスの増殖を抑制するという報告がされています。

 全部の処方の中に麻黄(大麻の麻に黄色の黄という字)という生薬が入っています。真鍋先輩流に言うと、ラテン名でEphedra cinica Stapf(マオウ)。この麻黄の地上部の茎を乾燥させて使います。
 有名な成分の一つにエフェドリンがあります。この成分は戦後すぐは喘息の特効薬として使われました。今でも普通に市販の風邪薬の中の咳止めでメチルエフェドリンとして配合されています。
 このエフェドリンを少し加工してみるとメタンフェタミンという覚せい剤も作ることが出来ます。作り方は教えませんが……。
 メタンフェタミンはヒロポンという名前で有名です。
 この麻黄がA型インフルエンザウイルスの増殖を抑制したという報告が1990年にされています。
 麻黄の入っている漢方処方の中で有名なのが葛根湯です。
 葛根湯の効くタイプは体力がある人で、寒気があり、熱があっても汗が出ず、後頭部の凝りを感じる場合に良いです。
 葛根湯は体を温める働きがあるので熱いお湯に溶かしてフーフーしながら飲むと効果的です。
 麻黄湯の効くタイプはある程度体力があり、寒気があり、熱があっても汗が出ず、頭痛や関節痛があり、咳の出るようなインフルエンザの初期症状の場合に良いです。この漢方薬も体を温める働きがあるので熱いお湯に溶かしてフーフーしながら飲むと効果的です。

 また、麻黄附子細辛湯は体力が低下して寒気が背中を中心に感じ、微熱があり、頭痛や体のだるさを感じる場合の高齢者の風邪に良いです。この漢方薬も体を温める働きがあるので熱いお湯に溶かしてフーフーしながら飲むと効果的です。
 まだまだ、風邪の漢方薬には色々ありますが、続きはいつかまたということで、風邪に気を付けるようお願いをして会長の代理の話と致します。