第3888例会 令和7年9月24日 会長報告 飛岡 抗 会長
皆さん、こんにちは、9月17日帯広畜産大学での移動例会はいかがだったでしょうか?長澤学長様にはご講演頂きありがとうございました。そして我々は、職業人として地域へ職業奉仕を実践することが重要だと思いました。
本日の会長報告は卓話についてです。まず、ロータリーにおいてスピーチという通例、例会での卓話を指すことが多いです。例会では、1時間の集会時間のうち、後半の30分は卓話、又は、その他のプログラム行事で占められます。会員外の人をスピーカーとして新知識を求めるのも悪くはないのですが、会員相互の職業および考え方を知るという意味で、会員自身による卓話が望ましいと言われています。その歴史は、ロータリークラブの創設時から続く「親睦」と「職業奉仕」の理念に深く根ざしています。創設期(1905年)の親睦ロータリークラブは1905年、ポール・ハリスがシカゴで設立しました。異なる職業を持つ専門家達が、食事をしながらアイデアを交換し、生涯にわたる友情を育むことが目的でした。
例会を会員の事務所で持ち回りで開催したことから「ロータリー(輪番)」という名前が付けられました。この初期の「アイデア交換」が、後の卓話の原型となったと考えられます。そして、卓話は、この「職業奉仕」を実践する重要な手段となりました。会員が自身の職業や専門分野について話すことで、相互理解を深め、より高い職業倫理を奨励します。会員以外の外部ゲストを招き、多様な知識や視点を得る機会にもなります。卓話は、単なる一方的な講演ではなく、多様な背景を持つ人々が知見を共有し、豊かな時間を共有する場として発展しました。そして現代における卓話の役割は何か?創設時の精神を受け継ぎ、会員相互の理解を深め、親睦を育む重要な要素であり続けていると思われます。会員が自分の職業や考え方を語ることで、お互いをより深く知る機会となります。外部の専門家や、米山奨学生、青少年交換学生などが話すことで、会員は普段触れることのない分野の知識を得ることができます。卓話は、ロータリークラブの歴史と理念が凝縮された親睦と奉仕の精神を体現する伝統的な活動となっています。また、9月のロータリーの友の中で、フランチェスコ・アレッツォRI会長は、教育を通じた平和と題し、持続的な識字率向上の実現に向けて行動し、よいことのために手を取りあいましょう。全ての子どもが文字を読むことができる世界を夢見て、私たち世界を変える行動人が、この夢を実現するために協力しましょう。と言われています。本日は、そのような事を皆さまにお伝えし会長報告とさせて頂きます。
