第3875例会 令和7年6月18日 会長報告 村松 一樹 会長
本日は2点報告します。1点目は次年度RI会長の件です。フランチェスコ・アレッツォ氏(イタリア、ラグーザ・ロータリークラブ所属)が、2025-26年度国際ロータリー会長として理事会により選出されました。アレッツォ氏は7月1日に会長に就任します。理事会は、6月8日のマリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴRI会長エレクトの予期せぬ辞任を受け、特別会合を開きました。RI章典と方針に基づき、理事会は、2023年8月に行われた国際ロータリー会長指名委員会によって検討された候補者の中から、新たな会長エレクトを選出しました。2月の2025年国際協議会で発表された2025-26年度会長メッセージである「よいことのために手を取りあおう」はそのまま継承されます。このメッセージは、政治、地理、イデオロギーでますます分断されている世界において、結束する力となるようロータリー会員に呼びかけるものです。奉仕プロジェクトを通じ、ロータリーは、さまざまな背景を持つ人びと(人種、宗教、職業を超えて)をつなぎ、地域社会でよいことを行うという共通の使命のために活動します。アレッツォ氏は、矯正歯科医として個人の診療所を構えています。イタリア、ヨーロッパ、アメリカの矯正歯科協会のメンバーとして国際的に活動しています。ラグーサ県のNational Association of Italian Dentistsの副会長であり、National Trust for Italyの創設者であり、同団体で7年間ラグーサ県を代表しました。また、マルタ主権騎士団内の名誉と献身の騎士です。30年以上のロータリー会員であるアレッツォ氏は、合同戦略計画委員会副委員長、RI理事、ラーニングファシリテーター、地区大会での会長代理を歴任したほか、ロータリー財団のべネファクターでもあります。アナ・マリア・クリシオーネ夫人は、観光業界の起業家です。
2点目は昨日開催された寺子屋についてです。佐藤真康ロータリー情報・記録保存委員会委員長によりロータリークラブの意義を経営学の観点から考察いただきました。まずは「弱い繋がりの強さ」理論です。価値ある情報や機会は「弱い繋がり(業界の外との繋がり)」から得られることが多いという考え方です。この「弱い繋がり」のひとつがロータリークラブです。本日のプログラム「テーブル・ビジネス談」を通じて価値ある情報を得てください。次は「両利きの経営」で、「既存事業の強化(知の深化)」と「新規事業の開拓(知の探索)」を両立させる経営戦略のことです。昨今特に重要なのは「新規事業の開拓(知の探索)」で、このためにも「弱い繋がり」から得られる情報や機会が大切です。
以上、会長報告とさせていただきます。本日も、よろしくお願いします。
