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2007-2008年度会長報告

第3119回例会

2008 年 6 月 25 日

2007-8会長

 今年度、ウィルキンソンRI会長のテーマは、「ROTARY SHARES」(ロータリーは分かちあいの心)でした。それは、「ロータリアンは、自らの時間や才能、専門知識、資金を分かち合っています。思いやりと熱意を分かち合い、より良い世界を築こうという決意を分かち合っています。さらには、比類なき奉仕への情熱を分かち合っているのです。」と云うメッセージです。このRIテーマがロータリアンの誇りの原点となり、活動の原動力となることを願うという、ウィルキンソンRI会長の熱い思いでもありました。
 私は、このRIテーマを受けて一年間のクラブ運営のスタートに当たり、「クラブの活動を通して、ロータリーの感動と喜びをすべての会員とともに分かち合いたい」と思い、その為には、何事にも真正面から取り組もうという熱意のメーセージとして、「誠心誠意」というクラブのテーマを掲げさせていただきました。
 「何事も精一杯やらずに終わる反省は、悔いだけが残る。一生懸命にやった後の反省には、感動と勇気が湧いてくる」と私は思います。理事・役員ならびに委員長をはじめ、各委員会の方々には、本当に一生懸命に各奉仕事業に取り組んでいただきました。心より感謝申し上げます。
 親睦の家族野遊会では、晩夏の青空の下でパークゴルフを楽しみました。年末家族会は、お正月をテーマにしたアトラクションで子ども達と楽しく過ごしました。ロータリー寺子屋では、ロータリーの歴史と理念を真摯に勉強しました。全8回の開催で、世代を超えたロータリーの絆を感じました。毎週の例会では、会員同士のコミュニケーションを図ることを目的に、出来るだけ会員による卓話をお願いし、手作りの例会が多くなりました。会員それぞれの個性が輝いた例会が多かったと思います。また、上期と下期に各1回実施しました「テーブルマスターの日」では、バイキング形式の食事にして、フランクな雰囲気の例会を試行してみました。職業奉仕は、理論よりも実践の奉仕事業を行いました。出前講座と生活相談はいずれも過去にRIの「意義ある業績賞」をいただいた、まさしく意義のある活動であり、高い評価をいただいております。
 社会奉仕では、3人の委員長の職業と個性を活かしたユニークな合同事業を企画していただきました。伊達市のウェルシーランド構想を調査・研究し、その集大成となるパネル・ディスカッションの例会には、帯広市の街づくり関連部署の関係者にもオブザーバーとしてご出席いただき、ロータリー活動の啓蒙にも一役買いました。国際奉仕では、帯広RCとして初めて、マッチンググラントによるWCS(世界社会奉仕)に取り組みました。手続上の都合で越年事業となりましたが、ロータリーの国際的なネットワークを活かした有意義な活動であると思うと共に、今後の展開が楽しみであります。
 また、米山記念奨学生のニーシャ・スラリ・コーテアラッチさんの世話クラブとして、国際親善の一翼を担うことができました。カウンセラーをしていただいた小倉会員には大変お世話になりました。ロータリー財団ならびに米山記念奨学会への資金協力、地区大会、IM、ライラセミナー等の地区事業への登録・参加においても、帯広RCの組織力が十分に貢献したと思います。力及ばず達成できなかった反省点もあります。会員増強では、過去の輝かしい金字塔を目標に努力しましたが、残念ながら達成できませんでした。例会の出席率は、全盛期の数字には及びませんでした。いずれも大きな課題を残したことを反省しています。
 今年度、クラブ定款とクラブ細則の改訂に当たり、いまRIが推進しているCLPを研究、導入し、クラブ細則に反映しました。改訂作業は、直前会長、次年度の会長・幹事を含むプロジェクトチームを立ち上げて協議を重ね、CLPの目的の一つである、クラブ活動の継続性に努めました。新しいクラブ細則のもとで、帯広RCの新年度事業が愈々活発に展開されますことをご祈念申し上げます。
 最後に、松尾芭蕉の「奥の細道」の序文の一節を引用して、この一年を締めくくりたいと思います。
 「月日は百代の過客にして、行きかう年も又旅人也」「月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなもので、来ては去り、去っては来る年もまた同じように旅人である」という、芭蕉の人生感が綴られた言葉です。
 私たちは、毎年、始まりと終わりを繰り返しながら、ロータリーの月日を歩んでいます。芭蕉が風雲の志に動かされて旅を続けたように、私たちもまた、奉仕のこころに動かされて、ロータリー活動を続けています。
 この一年は、私にとりまして、かけがえの無い特別な経験の一年でありました。
 多くの方に出会いました。多くの方と親しくお話ができました。多くの感動と喜びをいただきました。そして、多くに方々に支えていただきました。
 本当に一年間ありがとうございました。