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帯広ロータリークラブ 会長挨拶 2020-2021

会長:長澤秀行

ONE TEAM

2020-21年度  帯広RC会長  長澤 秀行

今まで、人類は幾度となく感染症との闘いを経験し、克服してきました。今また、新型コロナウイルスの蔓延が、世界中で深刻な状況を作り出し、出口の見えない暗闇を進んでいるような毎日を過ごしています。PETSや地区研修がZOOM会議になり、理事会やクラブ協議会が延期となり、次年度に向けた準備不足は否めません。自分自身の行動如何によって他の人に迷惑をかけたり、生命の危険にさらしてしまったりする現状において、「ロータリーの目的」「ロータリーの標語」「4つのテスト」に私たちロータリアンが念頭に置くべき行動と責任が見えてくると思います。今、人類が『ONE TEAM』になることが求められています。

各国のポリオ根絶担当チームは、ポリオ根絶プログラムで構築された大規模なインフラを活用することで、感染リスクにさらされやすい人、特にポリオ常在国の人びとを新型コロナウイルスから守るべく支援に乗り出しています。パキスタンやナイジェリアといった国では、何十年ものポリオ根絶活動の経験が、政府による新型ウイルス対策の支援に役立てられています。

今年度の国際ロータリーのホルガー・クナーク会長が掲げたテーマは「ロータリーは機会の扉を開く」です。ポリオ撲滅のような大規模で歴史的なプロジェクトから、地域社会でのささやかなプロジェクトまで、奉仕する機会への扉を開いてくれることから、クラブへの入会は無限の機会への招待としています。ホルガー・クナーク会長は、「現状、老齢化社会においてはロータリーが衰退しています。何もせずに、これまでの功績に満足しているわけにはいきません。いかにロータリーを成長させることができるか。現会員を維持し、クラブに相応しい新会員を募れるか。これらの課題に立ち向かい、年齢に関係なく新しい仲間を向かい入れ、ロータリーの扉を開こうではありませんか。この機会を捉えて、ロータリーを成長させ、より強く、適応力を高め、中核的価値観に寄り添ったロータリーへと変わらなければなりません。私たちのあらゆる活動が、どこかで、誰かのために機会の扉を開いています。」と提唱されています。

2020-21年度RI第2500地区 松田英郎ガバナーによる地区テーマは「ランクアップしましょう」です。地区委員の慢性化を見直すこと。奉仕に関わる機会を幅広く多くの会員とローターアクターに持っていただき、奉仕の感動を共有しながら親睦を図ること。様々な年齢、職業を通じて、誠心誠意自分を磨きながら、高潔性をもって時には先頭を切って地域に持続可能な良いことを行っていく機会を作ること。クラブの元気は会員の質に加えて、会員数によるところが大きいので、退会防止と会員増強は重要な課題と位置付けること。以上の方針を進めるうえで、松田英郎ガバナーは、今までの活動をもう少し「ランクアップ」を意識して取り組みたいと表明されています。

昨年開催されたラグビーワールドカップにおける日本代表の活躍に日本中が歓喜しました。日本代表のスローガン『ONE TEAM』はグランドに立つ15人、控えの選手たち、サポートスタッフが心を一つにすることですが、試合会場の観客、パブリックビューイングやテレビで観戦した人たちも含めて、日本全体がワンチームになり、流行語大賞にも選ばれました。『ONE TEAM』になることは、一緒にビールを飲んで仲良くなるということだけではありません。大きな目標を持ち、成果を上げるためには、皆が『ONE TEAM』となって「手に手つないで」協力して課題解決に取り組むことが重要です。

品位(Integrity)、情熱(Passion)、結束(Solidarity)、規律(Discipline)、尊重(Respect)は、ラグビーの魅力と特徴を表す5つのコアバリューです。品位とはゲームの核をなすものであり、誠実さとフェアプレーによって生み出されます。ラグビーに関わる人はゲームに対する情熱的な熱意を持ち、世界中のラグビーファミリーとの一体感を生みます。ラグビーは生涯続く友情、絆、チームワークで結束し、文化的、地理的、政治的、宗教的な相違を超えた、一つにまとまった精神をもたらします。規律は、ゲームに不可欠なもので競技規則、競技に関する規定、そしてコアバリューの順守を通じて示されます。チームメイト、相手、サポートしてくれる全ての人々を尊重することは最も重要なことです。クラブ運営にあたり、上記のコアバリューを適用し、地区活動方針・目標に沿いつつ、帯広クラブの守るべき伝統を守り、必要な変革を進め、多くの機会の扉が開かれるよう最大限努力する所存です。

以下の4つを特にランクアップしていただきたいと思います。

  1. 親睦を深める:会員相互の理解は、新しい視野と絶え間ない変化を与えてくれます。
  2. 出席率向上:例会はもとより各種会合への積極的参加をお願いします。
  3. 会員増強と退会防止:現会員を維持するとともに、女性会員、ローターアクターをはじめ新しい仲間に入会の扉を開く。
  4. 公共イメージと認知度の向上:ロータリーの目的は奉仕の理念を奨励し育むことです。

私は、平成20年3月、帯広畜産大学第12代学長の職に就いたのを契機に歴史と伝統のある帯広クラブに入会させていただきました。従来から、初代学長である宮脇冨先生の大学人として行動力には尊敬の念を抱いていましたが、ロータリアンとしての業績は入会して初めて知りました。もちろん、宮脇冨先生の足元にも及びませんが、少しでも近づけるように、正々堂々と最後まで戦い抜くというフェアプレー精神を存分に発揮し、会長職を務めたいと思います。心もとない会長の私を支えてくれる副会長、幹事、役員、理事、委員長、そして会員の皆さまのご支援とご協力をいただきながら、『ONE TEAM』でクラブ運営に努めたいと思います。どうぞ、一年間よろしくお願いいたします。