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帯広ロータリークラブ 会長挨拶 2018-2019

会長:和田賢二

Free Mind Rotary(フリーマインドロータリー)
ロータリーを拡めよう

2018-19年度  帯広RC会長  和田 賢二

 日本が平成という年号から新しいものへと変わろうとする大きな節目の時に、帯広ロータリークラブの会長を仰せつかり誠に光栄と存じますとともに、先人が築き上げた歴史と伝統とその責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
私は入会させていただいてから四半世紀が経ち、経験が豊富という以外に特段の取り柄はございませんが、私をサポートして下さる素晴らしい副会長、幹事、役員、理事、委員長、そして各会員の皆様のご支援とご協力を頂きながらクラブ運営に努めさせて頂きたいと存じます。一年間どうぞよろしくお願いいたします。

 今年度国際ロータリーのバリー・ラシン会長は、『インスピレーションになろう』と仰っております。
ロータリーの奉仕は、人びとの人生、そして地域社会を変えるものです。真に変化を生み出す奉仕をもっと実現するために、私たちは、ロータリーでの自分の役割、そして世界におけるロータリーの役割を、これまでとは違う角度でとらえる必要があります。公共イメージにもっと重点を置き、ソーシャルメディアを活用して会員基盤を築き、奉仕のスケールアップを助長してくれるパートナー組織に注目してもらう必要があります。より持続可能な影響をもたらす大きなプロジェクトに力を注ぎ、ロータリー年度や任期を超えた活動の研究と計画に時間を費やす必要があります。一番大切なのは、前向きな変化を生み出し、私たちが今日直面する課題に勇気と希望、そして創造性をもって正面から立ち向かう意欲を、クラブ、地域社会、そして組織全体から引き出すための「インスピレーション」となる必要があると仰っています。

 また、今年度RI2500地区 細川吉博ガバナーは

『行動するロータリー、つながるロータリー ~ロータリーの未来を考えよう~』
のテ―マのもと次の8項目の地区活動目標を掲げております。

  1. 会員増強と退会防止
  2. 公共イメージと認知度の向上
  3. ポリオプラス及びロータリー財団への協力
  4. ロータリー賞を各クラブが目指す
  5. 地区内での新クラブの設立を奨励する
  6. 米山記念奨学会への協力
  7. 各種会合への積極的参加の奨励
  8. 地区事務所のあり方についての調査研究

 ロータリーが発足してから113年になります。世界各地にロータリークラブが誕生して会員数は120万人程になりました。しかし、会員数はずっと横這いでむしろ減少傾向にあります。この1世紀を超す歴史の中で、奉仕という名のもとに大変多くの事業を行い地域社会の生活文化の発展に寄与して参りました。その一方で組織の肥大化による弊害が生まれてきたのも事実です。
量を求めることによって質の低下も否めません。また、国際ロータリーはロータリアンと事務方との確執も生まれ本来のロータリアンの為の組織という本質が希薄になっている感さえあります。
 誰のための組織なのか、何のための奉仕なのか、ロータリーの理念「超我の奉仕」とは、自己の内なる矛盾(利己と利他)を克服し、自己を高めて自他の対立矛盾を超えて他人に奉仕する(他人のことを思いやり、他人のために役立とうと尽くすこと)という人生哲学としての考え方にあると思います。
 私たちが生まれ育った日本の風土は、古来よりアニミズム的な感性を醸成して利他の精神が育まれて来たと思っております。これは日本が世界に誇る「おもてなしの心」ではないでしょうか。「超我の奉仕」がまさに私たち日本人にとって受け入れやすいのもこの事と思います。

 私が提案する『フリーマインドロータリー』とは自分の心を空にして、何でも自由に受け入れることができる。そして自分の心を無にすること (無執着な精神)に因って、何にでも自由に対応できる心の状態を言います。現実の世界は、全て二元的対立であり、その二元的対立を超えるという考え方です。
 禅の教えではこの二元的対立の真っ只中を生きて行け、と教えるのです。
では、その二元的対立の根源は何かといえば、「自」と「他」との対立です。
つまり「自分と他人の対立」という人間関係だけではなく「自分と花」、「自分と川」、「自分と山」、自分と自分が目にするもの、耳にするもの、それらすべてのものと、自分との対立なのです。
 禅宗ではお釈迦様が菩提樹の下で7日間の坐禅の後、12月8日に悟りを開いたと伝えられておりまして、修行僧は12月1日から7日まで臘八大摂心という地獄の修行を行い8日の鶏鳴とともに終えます。
これは心の中の二元的対立を払拭し悟りの境地になろうとする修行です。
 人は生まれた時代、環境、地域、立場によって物事を見る目、考える心が異なります。何事にもとらわれず心を空にして考えることで新しい発想、インスピレーションが生まれます。
バリー・ラシンRI会長もロータリーが地域社会のインスピレーションになろうと仰っております。私は超我の奉仕を実践する為に『フリーマインド』を高めて『ロータリーを拡めよう』と掲げます。

 そして、活動方針としては「四つの拡めよう」を目標にします。

  1. 親睦とコミュニケーションを拡めよう
    •    例会の充実、インスピレーションなプログラム
    •    出席は義務ではなく権利の行使、会員相互の交流の場を設ける
    •    広報の拡充、ソーシャルメディアの活用と発信
  2. 会員を拡めよう
    •    未充填業種、過去に在籍していた企業へのアプローチ
    •    ロータリーへの関心と知識を深め、研修プログラムでスキルアップ
    •    女性会員比率を10%以上に
  3. 奉仕を拡めよう - サスティナブルサービス
    •    職業奉仕・社会奉仕の意味を理解し地域に拡めよう
    •    青少年の健全育成を目指し、ライラセミナーに参加する
  4. ロータリーの輪を拡めよう
    •    ロータリー財団、米山奨学会事業への協力
    •    ロータリーの奉仕活動の社会的意義を啓蒙する
    •    他クラブとの連携

 最後に、アインシュタインは
「誰かのために生きてこそ、人生には価値がある」と言っております。

さあ、行動しましょう!