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2003-2004年度会長報告

第2918回例会会長あいさつ 2004年3月11日

2004 年 3 月 11 日

2007-8会長

 この度、米山功労に関し当クラブに感謝状が来ております。これは当クラブとして26回目の功労感謝状となります。
 今日の例会日は3月3日でちょうどひな祭りの日になりましたので、この事についてお話しをしたいと思います。ひな祭りは3月3日、女の子の成長や幸福を願うう行事で「桃の節句」とも言います。女の子のいる家庭の多くはひな人形を飾り、桃の花やひなあられ、菱餅、白酒などをひな人形とと共に飾り(供え)ます。この起源は、身の汚れや災いを人形に移し、川に流して厄払いしたという古代中国の風習にあり、これが日本に伝わると女の子の人形遊びと結び付き、江戸時代(1600年代)からひな祭りとして行われるようになったとの事であります。もともと五節句(正月、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日)は、総じて「女性のための日」でした。女性は普段よく働いているから、この時くらいは十分に休養するという意味が込められていました。
 ところで、「ひな人形」の「お内裏さま(男雛)」と「お姫さま(女雛)」は、どちらが右で、どちらが左なのでしょうか。関東と関西では反対になります。関東では男雛が右(向かって左)、女雛が左(向かって右)。これは「右が上位」という考えに従ったものです。たとえば「右腕(最も優れた部下)」、「右にでる者はいない(一番である)」、「左遷(位を下げる)」など、今もその考えが残っています。つまり、男性優位の並べ方といえるかもしれません。一方、関西では元々は男雛が左(向かって右)、女雛が右(向かって左)です。これは上方(関西)では女性の力が強く、男性と対等という意識があったからとされています。(別の説もあります。)現代では、ひな人形の多くが関東で作られているため、関東風の並べ方が全国的になっているようです。要はどちらが正しいということではなく、好きなほうでかまわないとされています。
 桃は「生命力」「不老」そして「平和」の象徴でもあり、桃の実は栄養価も高く病魔を退散すると考えられ、約1300年前の「古事記」に出てきます。また、鬼を退治するとされ、桃太郎の物語にもありますし、「お婆さんが桃を川で拾う」のではなく、夫妻が桃を食べて若返り元気な赤ん坊を生む話になっているようです。このように「桃の節句」には、「遊楽」「生命力」「平和」の意義があります。その意義において、この日は楽しい1日であり、この日を迎える1年ごとに若々しくありますよう願っております。