帯広ロータリークラブのトピックス

帯広ロータリークラブのト会員一覧、役員表、年間プログラム等

帯広ロータリークラブについて

国際ロータリー第2500地区
ロータリー文庫
帯広ロータリークラブ携帯サイトQRコード

携帯サイトができました。 ロータリーの情報を旅先でもご覧いただけます。

2001-2002年度会長報告

第2819回例会会長あいさつ 2002.2.27 

2002 年 2 月 27 日

2005-6会長

 ロータリーのブランドイメージ
 既に国際ロータリーではリチャード・キング会長から次年度体制へのシフトが始まっているようです。しかし現在も、2005年で150万人会員を達成したいと会員増強を強調されています。そのための取り組みとして、就任当初から方針とされてきたロータリーの広報について「ロータリーの歯車を、21世紀の奉仕、友愛、そして希望のブランドイメージにしていかなければならない」としています。我々も商品や会社のブランドということはかなり意識していますが、ロータリーそのもののブランドイメージを公共的に広げることに着目されているのです。結果的に理解が広まり、会員増強につながる。そしてこれだけの実績を積んでいるということを、特に若い世代に理解してもらいたいとのことです。

 ラタクル会長エレクトの「慈愛の種」
 一方、次年度会長のビチャイ・ラタクル氏は、アジアの出身者らしく東洋哲学的な「慈愛の種をまきましょう」というキャッチフレーズを立てられました。行動の姿勢については、ボトムアップが重要である、つまり各ロータリークラブの活性化と育成を非常に重視されています。ガバナーエレクトのセミナーでこのような話をされ、「見られるよりも見ること、聞かれるよりも聞くこと、敬愛されるよりも敬愛すること」、すなわち現場からきちんと行動するよう説いておられます。
 また、会員の自己研さんと奉仕、社会改良という基本原則を忘れないように行動していこうと繰り返し述べています。会員増強は強く言ってはいませんが、会員構成について、職業分類に基づきバランスよく構成してもらいたいということと、倫理基準を強く訴えています。最近のBSE、雪印食品の問題等、日本でも専門職業人としての倫理が問われているところであり、心すべき点でしょう。奉仕については、識字率の向上と、ポリオ・プラスの総仕上げを徹底的に行いましょうと言っています。

 東洋の視点から
 行動の基本として「慈愛の種をまきましょう」を掲げるラタクル氏は、「世界には食べ物に対する飢えよりも、愛に対する飢えの方が遥かに多いことを知ってほしい」と言われます。さらにチベットのダライ・ラマの言葉「宇宙の終わりが来るまで、そして生き物が死に絶える時まで、その時まで、世界の苦難をぬぐい去るために、私もまた、生き永らえさせたまえ」を引用しています。最後まで奉仕をしましょうということでしょうか。
 ディケンズとダライ・ラマ、西洋的なものと東洋的なもの、キリスト教的なものと仏教的なもの、キング会長とラタクル会長エレクトでは、同じRI会長でも依拠する基盤が違うと、こうも方針が違うものかと考えさせられます。基本的なものは同じですが人種の違いといったものが垣間見られます。

 RI100周年のプロジェクト
 一方で、私としては墓穴を掘ったかということがあります。1ヵ月ほど前の会長あいさつで、国際ロータリーの100周年記念事業について、真鍋エレクト以降の方々に頑張ってほしいと話しましたが、実は、今年6月末までに各クラブも記念事業を挙げよと、クリフォード・ダクターマン・コミュニケーション委員会委員長が発言されました。
 100周年の最終的な大イベントは、2005 年6月にシカゴで開かれる「100周年記念国際大会」とのことです。現在決まっていることは、鐘を鳴らすのだそうです。世界の530のロータリー地区を、五輪の聖火のように、巡回して鳴らすのでしょう。「ロータリー100周年記念の鐘」と言っています。
 もう一つの大目標が150万人会員達成。またこの年には1メンバー100ドルの寄付を達成せよとも言っており、これは実施されると思います。青少年に100周年記念ポスターのコンテストを催し、作品を公募する。超我の奉仕の一環として各ロータリアンが最低10時間のボランティア活動を行いましょうという「10時間ボランティア」も提唱してきています。
 各ロータリークラブでも100周年記念プロジェクト委員会を組織し、100年にあわせたイベント、例えば植樹、蔵書の寄贈、学校設備の寄贈など地域社会に合った具体的なプロジェクトを、今年6月30日までに登録してほしい。今から作業を開始してくださいとのことです。当クラブとしても急ぎ委員会を作り、4ヵ月の間にプロジェクトを決めなければならない、という状況のようです。どうか皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。