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2001-2002年度会長報告

第2834回例会会長あいさつ(高橋勝坦副会長)

2002 年 6 月 12 日

 新聞紙上などを見ると、W杯サッカーはとても盛り上げっています。日本が次の決勝リーグに進めるのかどうかなど、話題がたくさん。経済の低迷など、日本に明るい話題が少ない中、いい傾向だと思います。W杯サッカーが終った後も、日本の中でこうした明るいニュースが続けばいいなとも思います。
 さて先日、十勝伝説という市民劇場を実行しました件に触れたいと思います。私が実行委員長を仰せつかって3年余り、5月25日の成功まで携わってきました。私はこの街のさまざまな愛で育てられ、日高山脈や十勝平和、またはきれいな夕焼けを、子どものころから畑でよくみておりました。そのことが財産となり、十勝で生まれ育ったことを父に感謝していたのです。常にこのような気持ちを持っていた中で、帯広市が開拓120周年を迎え、市民劇をやろう話が出て、何かできればと考えました。
 市民劇に取り組む中で、一番感じたのは、劇では200人近くが常に集まるのですが、練習する施設がないなということ。困った結果、2カ所に分かれて練習したのです。また、大きなプロジェクトなので、費用もかかります。市との協賛ですので、市から600万円、道の財団から400万円、トータルで2500万円の費用がかかりました。当日、観客が2500人も入り、お金を徴収することはできました。ただ、270人のスタッフから3年間にわたり、会費を徴収し、自分たちもお金を出し合うことで、何とか成功させようとの思いを強く抱いた訳です。
 一番心配したのは、役者は20歳から70代までを演じなければならないので、メークが大変だったほか、役者や裏方が1人でもかけると、演劇が成り立たないので、何とか当日まで事故やケガをしないかでした。祈りつづけ、きつい公演を何とか乗り越えることができました。
 今回の市民劇場は十勝開拓120周年の場でありますので、できるだけ、先人たちの苦労や足跡を後世に残していくことが、よい街づくりにつながるのでは、とも考えます。まだ、余韻は残っていますが、成功したことを皆さんに感謝し、あいさつの言葉に代えさせてもらいます。