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2022-2023年度会長報告

第3749例会 令和4年8月24日 会長報告 竹川 博之 会長

2022 年 8 月 30 日

会長 コロナ禍にも関わらず、多くの方にお集まりいただき、有難うございます。
 先週は、会員増強月間にちなんで、2500地区会員増強委員長の邵さんをお招きして、講師例会を実施致しました。各種の資料に基づいて、わかりやすく気合の入ったお話であったと思います。本年度は、多くの方に動いて頂いて、スタートから10名を超える新入会員が入会されました。とても感謝しております。
 さて、新入会員も増えている中で、私が20数年前に入会させて頂いた時に、先輩会員から伝えられたことを簡単にお話したいと思います。
 最初に言われたことは、「何の為に帯広RCに入ったか?」でした。私が「サロンのようなボランティア団体だと思っています。」と答えたところ、「そんなことではニコニコ献金も支払えないよ。」と言われました。同時に、「青年弁護士 ポールハリスが作った当時のRCの成り立ちの様子をしっかり学びなさい。」と資料を渡されました。その資料には、100年以上も前にシカゴで商売仲間4人で立ち上げたことや、資本主義経済の発展の中で自分のことばかりしか考えない商取引が横行し、道徳感・倫理感のかけらもない状況に嫌気がさしたこと、公正な取引・道徳感・倫理感を持ち合わせた中でのビジネスを実践し、友情・友好を築くためにクラブを創設したことが書かれていました。
まずは、しっかりと商売・ビジネスをやらなければならないということが分かりました。そこで、先輩に「私は具体的に何をやったら良いのですか?」と申し上げると、「職業奉仕だ。あなたの職業からすると、さし当り無料税務相談かなぁ。」と言われました。それから、随分と相談を受けたことを覚えています。
 ヒト・モノ・カネ・情報、そして時間と、経営には様々な要素が必要です。特に、鮮度の高い情報こそが今の時代には価値を有しています。
 昨年、会員卓話で“論語とそろばん”の話をさせて頂きました。「そろばん、つまり損得・利益・自分のための現実世界と、論語、つまり道徳感・倫理感、なかなか実現不可能な理念の世界、この両立つまりand(アンド)が事業存続には大事だ」「決してor(オア)のどちらかだけではない」というお話をさせて頂きました。これは35年前、東京の監査法人時代に、仕事の中で出会った大手銀行の部長から渋沢栄一氏の“論語とそろばん”の本を紹介され読むことをすすめられたことで学んだ話でした。
 ポールハリスの逸話を学び、35年前の“論語とそろばん”がよみがえりました。RCは生きた情報の宝庫だと思いませんか?様々な業種・経験・人間関係・ネットワークを有するメンバーが存在することで、RCの価値はますます輝くのではないでしょうか。そこにこそ、会員増強の現実的な、そして本質的な意義があるのではないでしょうか。
 以上で会長報告を終わります。