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2020-2021年度会長報告

第3678例会 令和2年12月2日 会長報告 長澤 秀行 会長

2020 年 12 月 9 日

会長 12月になりました。あっという間に時間が過ぎることはわかっていたのですが、昨年の12月4日の年次総会で、会長エレクトとして挨拶したのが昨日のことのようです。本日は年次総会において、会長ノミニーの選出、次年度2021-22年度理事・役員選出、そして、クラブ定款変更についてお諮りします。のちほど、どうぞよろしくお願いします。
 さて、12月は、「疾病予防と治療」月間です。日本国内と違って、世界では6人に1人が十分な医療を受けられないのが現状です。そのため、毎年約10億人の人たちが感染症に苦しんでいます。
 国際ロータリーが疾病予防の重点対象としているのは、ポリオ、エイズ、マラリアなどの感染症ですが、今は世界中で、新型コロナウイルス感染症への対応が喫緊の課題となっています。これまで活動してきた国際ロータリーのポリオ根絶プログラムは、ポリオウイルスの感染経路を特定し、根絶に向けた地域社会への働きかけをおこなっています。この豊富な実績を活かして、新型コロナウイルス感染対策に関わっている地域の保健医療チームの指導に当たっているのがポリオ根絶プログラムチームで、新型コロナウイルスのサーベイランス(監視)に大きく貢献しているそうです。
 世界の3大感染症は、エイズ、結核、マラリアです。エイズは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)によるウイルス感染症です。免疫細胞に侵入破壊することで免疫機能が下がります。その結果、日和見感染の結核、トキソプラズマ症、カリニ肺炎といった病原体が活発に増殖することにより、致命的なエイズとなります。日本にも感染者がいますが、治療方法もあることからウイルスを完全には除去されませんが、死に至るケースは多くはありません。しかし、世界中では医療を十分に受けられない地域を中心に、毎年250万人がエイズで死亡しています。
 2つ目の結核には、世界人口の約3分の1が感染していると言われています。日本でも、毎年約2千人が死亡していますが、世界では約130万人が死亡しています。そのうち、30万人はHIV陽性者です。
 3つ目のマラリアは、世界中で、約2億人が感染の恐怖におびえ、年間で約50万人が死亡しているというデータがあります。ハマダラカの吸血により、マラリア原虫が体内に入り発症します。決定的な予防薬や治療薬がないので、蚊に刺されないように、濃厚汚染地域では殺虫剤や除虫菊を添加した蚊帳などの対策が取られています。
 12月は、「疾病予防と治療」月間ということで、今日は感染症の話をしましたが、免疫力が感染症の予防と治療に大きく影響します。免疫力アップのためにも、ストレスを極力避け、睡眠を十分にとり、健康な毎日をお過ごしください。