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2016-2017年度会長報告

第3501例会 平成28年10月12日 会長報告 佐藤 真康 会長

2016 年 10 月 13 日

会長 10月は米山月間ですが、もうひとつ「経済と地域社会の発展」月間でもあります。そのテーマのベースにあるのは「貧困」ということだと思います。人びとが健康で安全な生活を送るための手段の一つとなるのが「働くこと」であり、貧困を減らすには雇用機会の創出と収入源の確保が必要となります。とても重要なテーマであり、「経済と地域社会の発展」は、ロータリーの6つの重点分野の一つとなっています。
 ロータリーの6つの重点分野とは、「平和と紛争予防/紛争解決」「疾病予防と治療」「水と衛生」「母子の健康」「基本的教育と識字率向上」「経済と地域社会の発展」ですが、ロータリー財団のグローバル補助金はこの6つの重点分野が中心となります。貧困に関してはいろいろな研究があります。例えば、ナイジェリアでは、人材投資(教育や研修など)を1%増やすことで、貧困を66%以上減らすことができるとの報告があります。また、マイクロクレジット(小口融資)を利用できれば、収入や消費の変動に左右されにくくなることも分かっています。2006年ムハマド・ユヌスと共にノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行がマイクロファイナンスで成功しましたので、そのあたりはご理解いただけると思います。
 いま、1日125円以下で生活している人が14億人いると言われています。また、BOP(ベイス・オブ・ザ・ピラミッド、ボトム・オブ・ザ・ピラミッド)といわれる年間所得が3,000ドル未満の低所得者は、約40億人で世界人口の約72%をしめます。これらの低所得者層をネガティブに捉えるのではなく、積極的に捉えると、そこには5兆ドルほどの市場規模があります。これは日本1国の市場規模とほぼ等しいということになります。慈善事業としてサポートとすることも大切ですが、私はこの市場に積極的に参入して継続した事業運営ができることが重要だと思っています。そうすることで、それぞれの地域で雇用を生み、人が育っていくのだと思います。
 世界でもっともクールな技術と言われたのが住友化学のオリセットネットです。世界保健機関(WHO)から世界で初めて長期残効型蚊帳としての効果が認められました。このオリセットネットは、多くの人をマラリアから救っただけでなく、現地に工場を作り雇用を生み、そして利益も生んでいます。つまり、ちゃんと儲けることで、地域社会の発展に貢献できることが多いということだと思います。そう考えると「経済と地域社会の発展」というテーマは、職業人であるロータリアンにとって、身近なものと感じるのではないでしょうか。