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2010-2011年度会長報告

第3246回例会 平成23年4月6日 会長報告 後藤 裕弘 会長

2011 年 4 月 12 日

後藤裕弘会長

 関東方面からは桜情報が聞かれる季節となって参りました。
 先週は、年度末ということで休会させていただきました。決算期の違う方も多いとは思いますが、良い数字の出せた方、今一芳しくなかった方、それぞれおられるでしょうが、時代の変化、技術・ニーズ等の変化をよく感じ取りながら健全な経営に努めて頂いていると思っております。
 さて、このたびの東日本大震災におきましては、発生から間もなく1ヶ月を迎えようとしておりますのに、まだまだ毎日、行方不明者から死亡者に書き換えられる人の数が増え続けており、実際には27,000人以上が犠牲になった大被災です。
 今年のお正月に大野宮司が話された60年に一度の「かのとう(辛卯)」という年について改めて調べ直してみました。

 240年前1771年4月24日、沖縄八重山地震は、マグニチュード7.4の地震。死者行方不明者合計11,861人、家屋流出2000戸以上、大津波は3回襲来し、津波の最大波高は40m、被害は石垣島が最大で28丈2尺(85.4m)の大津波で石垣島の面積の約40%が波に洗われました。
 180年前の1831年11月14日には詳細は見つかりませんでしたが、肥前、今の佐賀県を中心にした大地震があったということです。
 120年前の1891年10月28日には岐阜県濃尾地震、これは日本史上長大の直下型地震で、マグニチュード8.0、死者は7,273人、負傷者17,175人、全壊家屋は14万2177戸とのことです。
 60年前の1951年は、3月9日に三原山の噴火があり、更に、10月14日ルース台風が、鹿児鳥県に上陸、日本を縦断し60mを超す強風で九州、中国、四国を中心に1,200人の死者・行方不明者を出したそうです。
 そして今回の東日本大震災です。
 私は特段縁起をかつぐほうではないと思っておりますが、この結果を見て驚いている次第であります。
 しかしながら、それ以上に私が思うことは、東京電力が今回の地震・津波を想定外と言っていることは、余りにも想定が低かったのではないかということです。
 原子力発電という極めて危険な設備を設けるに当たっては、千年に一度の災害にも耐える以上の安全対策を施すことは当たり前と考えます。先ほど述べさせていただいた八重山地震にも全く耐えられなかったではありませんか。今回の事故を反省して、これからは安全な施設を造ります。と言っても、何処が受け入れてくれるでしょうか。
 前回も申しましたが、原発なしでは日本の経済が破綻してしまう怖さを拭い去ることが出来ないでおります。ともかく、世界中の他の原発も至急最大限の改善策を耕じ、安全に不十分な原発は、使用を中止しなくてはならないと考えます。
 義援金・支援物資について、でございますが、ガバナー事務所のHPの一部をコピーして各テーブルに配らせていただいております。
 当クラブとしては、前回集め始めたばかりで、まだ10名ほどしか頂いておりませんが、被災地の皆様の窮状をお考えいただき、どうか多くの皆様の力強いご協力をお願いする次第であります。
 ロータリーでは、今月を雑誌月間と定めておりますが、その話は次回にさせていただきます。以上、会長報告とさせていただきます。